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買取事例のご紹介②【浜松市西区・戸建】

  • 投稿カテゴリー:買取事例

こんにちは。売買担当の鈴木です。

前回の呉松町に続き、当社の買取事例を紹介させて頂きます。

今回のお客様はお住いの不動産を売却したいとのことで来店くださいました。

現地を確認すると母屋の他に、今にも崩れ落ちそうな建物が放置された状態で残っています。

解体する費用が捻出できなかったそう。

数年前の台風で今にも崩れ落ちそうな建物の一部

昨今の台風の威力を思うとすぐにでも解体したいところです。

しかし、今回の物件、建物の問題以外にも課題が山積する物件だったのです。

相続問題の放置

早速、登記簿謄本を取得しますと登記簿上の所有者が居住者の祖父名義のままの状態でした。

居住者の祖父名義のままの登記簿。昭和36年以降の動きはない。

ですので、売却をするためには相続登記をした後、相続人全員から売却の同意を得る必要があります。ただこれくらいはよくあること。

しかしながらお話を聞くとことお祖父様は子だくさんだったようです。その人数を確認するとなんと…

8人!(長男、次男、三男、四男、長女、次女、五男、三女)

この時点で売却への合意形成は相当な困難を伴うことが予想されます。ただこれはまだ序の口、

お祖父様のお子様、つまり居住者さんからみて8人の叔父様、叔母様方々にもそれぞれお子様が存在します。居住者さんのいとこですね。

いとこさんたちも血縁関係がありますから当然ながら不動産を相続する権利があります。

次は居住者さんから現在把握しているいとこの人数をヒアリングしました。その結果、相談段階で判明した法定相続人はなんと・・・

16人!

この人数は驚愕ですね・・・。

居住者さんも以前に売却をするために過去に親族間で話し合いをされたそうですがその人数ゆえ合意形成には至らず、その間に相続人が亡くなられたことにより枝分かれ式に増えた法定相続人をまとめあげることが出来なくなったようです。

他の不動産業者にも過去に相談されたようですが解決は困難、とさじを投げられたそうで、売却に向けて暗雲が立ち込めます。

しかし私鈴木、困難な案件ほど腕がなります。売却まで時間がかかることには同意頂きお仕事を承りました。

結果だけお伝えしますと、合意形成には様々な困難が伴いましたが、提携する司法書士と協力しながら全16人+後ほど判明した法定相続人2名から売却の同意を取得し、無事相続登記を完了させ、売却の同意を得ることができました。

そしていよいよ当社との売買契約&引渡しです。

当社の強みは建物がどんな状態であっても現況買取が可能なことです。建物はかなり老朽化が進み、なおかつゴミが山積している状態でしたが、現況にて買い取らせて頂きました。

建物はなかなかの状態ですね・・・
この状態で買取をしました。

不可能と思われた相続登記と売却の同意を叶えられたことと、解体や荷物の片づけをせずに売却が出来たことで、売主様からは大変喜んでいただけました。

相続問題やゴミ屋敷の売却でお困りのお客様は当社までお気軽にご相談くださいね。

マルショウ不動産 売買担当:鈴木